東ヨーロッパ第一位!AEROFLOTに潜入してみた
Здравствуйте (ズドゥラーストビーチェ=こんにちは)!どうもタヌ吉です。
私、都内某私立大学からモスクワ市内の大学であるMGIMOへ一年間の交換留学に来ている、日本産タヌキです。
本日はロシアを代表する航空会社であるAEROFLOT(アエロフロート)について書いていこうと思います!
(青、赤、白。ロシア!)
日本からロシアに直通で飛ぶとしたら、二つの航空会社が候補として上がります。
一つはみなさんご存知のJAL(日本航空)、もうひとつは実はAEROFLOTなんです。
なんとその規模は東ヨーロッパ第一位!世界中のいろんなところに飛び回っていますね。
例えば東京からパリに飛びたい場合、モスクワ経由でAEROFLOTを利用すれば安く行くことができるため利用者も多いです。それ以外にもプラハ、ブタペスト、ベルリンなど主要都市には大体飛んでいますね。
…しかし日本のおもてなし精神に溢れたサービスに慣れてしまうと、外国の航空会社ってちょっと不安ですよね。しかもロシアだし(?)笑
ということで実際に何度か乗ったことがあるこの私が、いくつか経験談をお話ししていこうと思います!
・空港に入るのに一苦労
これはAEROFLOTの話ではないのですが、ロシアでは空港に入るのにも時間がかかります。
モスクワにはシェレメーチエヴォ空港とドモジェドヴォ空港の2つが主に国際線として使われているのですが、実はどちらも空港に入るためだけに荷物検査があるんです!本当に警戒心が強い国ですよね。
つまり空港に入るための荷物検査、飛行機に乗るための荷物検査と2回もあるってことです。め、めんどくさい笑
特に冬場の時期はブーツの脱ぎ着きもしなくてはいけないので、要注意です!
(早朝は空いているが、お昼時には長蛇の列ができる。早めに行った方が懸命。)
・グランドスタッフはあまり英語を話さない
ここで重要なのは話せないのではなく、話さないということです。
こちらが少しでもロシア語を話そうものなら容赦無くロシア語でまくし立ててきます。だから絶対に「ハロー」と言って話し始めてくださいね。
しぶしぶではありますが、英語で対応してくれると思います。まぁ笑顔はもちろんないですけどね…
・添乗員は美人多し
ロシアといえばやはり美人!愛想こそありませんが、美人のツンとした感じもまたいいです笑
あと実は私、常に笑顔で話しかけてくる日本のサービスが少し苦手なのです…
利用させてもらっているのはこっちなのに、学生の私なんかにそんな腰低く接しないでー!って思ってしまうんですよね。(私だけかな?笑)
その分AEROFLOTの添乗員さんはロシア的対応をしてくれますので、とっても気持ちが楽です。
お客様は神様?いいえ、ロシアでは働く人が常に偉いのです。
(※あくまでイメージ)
・機内食は期待NG
ランチの機内食はそこまで悪くないです。サンドイッチにりんご(本当に生のりんごまるまる一個くれます)、不味くなりようがないメニューですね。
しかしディナーは結構きつかった思い出があります…
量も少ないしとてもじゃないけど満足はできない質でした。少し勿体無いですが、長いフライトなら空港で何かを買って行くことをオススメします!
またこちらが寝ていても容赦無く機内食を渡そうとしてくるので、ぐっすり寝ていたい方も注意です。
私も前日なかなか寝付けず、機内で爆睡していたのですが揺さぶられて起こされ、サンドイッチをもらいました…笑
...と、いろいろ書いてきましたが、値段も日本の航空会社に比べると比較的手頃で、機内も広く綺麗ですので基本的にはおすすめできます。
スカイチームに入っている航空会社ですので、マイルもお得に貯められちゃいますしね!
ロシアに行く予定はないけど、ロシアの雰囲気を感じてみたい…そんな方は他の都市に行くときにでも是非利用してくださいね!
До свидания (ダスビダーニャ=さようなら!)
モスクワに北朝鮮レストランがある!?美人が多いって本当?未知なるレストランに潜入してみました!
Здравствуйте (ズドゥラーストビーチェ=こんにちは)!どうもタヌ吉です。
私、都内某私立大学からモスクワ市内の大学であるMGIMOへ一年間の交換留学に来ている、日本産タヌキです。
本日はいつもとはちょっと毛色の違うものについて紹介しようと思います。
それはズバリ、北朝鮮レストランです!
みなさんにとって、日本に近いようで最も遠い国って一体どこだと思いますか?
それは…北朝鮮ではないでしょうか?
お隣の国である韓国に旅行する人はたくさんいますが、北朝鮮となるとなかなかいないですよね。
一体人々が何を食べ、何を思い、どんな暮らをしているのか…予想もつかないと思います。
しかし実はここロシアには北朝鮮から来た方々も住んでいるんです。
ううん、なんとも恐ロシアですね笑
ロシアは昔ソ連だった頃は世界で一番大きな社会主義国家でした(というかそもそも発祥の地ですね。そこらへんの歴史はここでは割愛します)。
ですから同じく社会主義国家である北朝鮮からは、公式にも非公式にも人材が送られてきているというわけです。
私が通う大学であるMGIMOにも実際に北朝鮮からいらしている学生がいます。
逆に韓国語を学ぶロシア人学生は、短期間ですが北朝鮮に留学できるみたいです。
・・・まぁここら辺を詳しく書くとちょっと危なさそうなので、ここも割愛!笑
そういった理由でモスクワ含め、実はロシアの各大都市には北朝鮮レストランがいくつか存在しております。特に東の都ウラジオストクには何軒かあるらしいですよ!
今回は色々と調査も含めて、実際に北朝鮮レストラン行ってきました!
私が行ったお店は「コリョ」と呼ばれるレニンスキー駅から徒歩10分程度のレストラン。恐らくモスクワにある唯一の北朝鮮レストランだと思います。
スーパーの敷地内にあって少し見つけにくいのですが、この看板が目印です!
(これでコリョと呼びます。真っ赤な字が目印です)
ドアを開けるとこのようにチョゴリを着た男女の飾り付けがあり、“いかにも”な雰囲気を感じます笑
(韓国レストランにあっても違和感はないですが、右上に注目...)
店内に入るまでには階段を下らなくてはいけないのですが、未知すぎる世界に私は「あぁもう一生地上に上がることはできないのかもしれないな…」と思いました。・・・怯えすぎですね。
実際にお店に入ってみれば、綺麗で良い雰囲気のレストランでした。
店内の様子はこんな感じ。
(ロシア人や韓国人で賑わっていた。テレビ画面には北朝鮮で放送されていると思われる番組が流れていた。)
店員さんはやはり日本人とも韓国人とも中国人ともまた違った雰囲気の顔立ちでしたね。
実は韓国語には「南男北女」という言葉があります。これは北の女には美女が多く、南にはイイ男が多いという意味なんです。
肌もつるんとしてとても綺麗で、世界でも通用するような美人さんもいましたよ!
このお店でオススメなのはビビンバとお肉料理!また北朝鮮といえばやはり冷麺が有名ですので、それも食べてみるといいかもしれませんね。あとはキムチもとても美味しかったです。タヌ吉の分析ではキムチが美味しい店は料理も美味しいことが多いので、期待して良いと思います。
(ビビンバ。一見辛くなさそうだが、目玉焼きの下におびただしい量のコチュジャン(辛い味噌)が入っている。)
(ピビン麺(冷麺を辛くしたもの。)美味しかったが冬に食べたのはミスチョイス。)
値段も安く、またとても量が多いので大満足でした!
ただ辛い食べ物が苦手な方には注意かもしれません。一緒に行ったロシア人はビビンバが辛すぎて汗水垂らしながら食べていました笑
スリルと食事を同時に楽しめる北朝鮮レストラン...ロシアのものではないですが、ある意味ロシアならではの貴重な体験だと思います。
百聞は一見にしかず。
モスクワに訪れた際には、美味しいご飯と美人さんたちに会いに行ってみてはいかがでしょうか!笑
До свидания (ダスビダーニャ=さようなら!)
シベリア鉄道って一体どんな旅?シベリア鉄道〜乗車編〜
Здравствуйте (ズドゥラーストビーチェ=こんにちは)!どうもタヌ吉です。
私、都内某私立大学からモスクワ市内の大学であるMGIMOへ一年間の交換留学に来ている、日本産タヌキです。
本日はシベリア鉄道〜乗車編〜についてご紹介します!
シベリア鉄道〜適正編〜・〜購入編〜・〜準備編〜を見て乗ってみたいと思ってくださった方は、ぜひこの記事を参考に旅を快適なものにしてくださいね。
約一週間の鉄道生活、実は未だに覚えていることがたくさんあるんです。
今日はある意味シベリア鉄道のネタバレをしますので、最初から最後まで旅を自分の目で確かめたい方には閲覧注意かもしれません!
・まじで売る気のないパン屋
食堂車に行かずとも、1日に3、4回は店員の人が各車両にパンを売りに来てくれくれます。
しかし彼らは本当に買わせる気あるのか?ってくらいのスピードと声の小ささで去っていくんですね。
歩くというより小走りくらいのスピードです。やる気があるんだかないんだか...
(一日このピロシキ一つで生きる日もあった。めちゃくちゃ美味しいわけではない。)
「ピロチキ〜」(=ロシアのパン。中にジャガイモや肉などが入っている。)と囁やく声が聞こえたら、すぐさま財布を取り出して買ってくださいね!
一つ150ルーブルです。予めお金を用意しておくと便利ですよ。
・駅員の愛想のなさ
トイレ掃除や降車準備など、彼らは案外働いてくれます。しかし注目せざる得ないのがその無愛想具合い。
凄まじいしかめっ面で何を怒鳴っているかと思えば、「もう電気を消すよ」とか「あなたの駅は次に止まるところだからね」など、案外親切なことを言ってくれてるんです。
もう少し笑顔で話せばその親切さがこちらにも伝わるのに...というのは私たちの都合ですね。
ぶっきらぼうだけど実は優しい。国民全体がツンデレなところがまたロシアの良いところなのかもしれません。
・21歳になって本気で怒鳴られる
シベリア鉄道のトイレって、トイレットペーパーも流してはいけないんですよね。
考えてみれば当たり前です。水道に繋がっているわけでもなく、途中の駅で汚物だけを線路の上に流すんですから。
しかしやはり私とて日本人。いつもの習慣が抜けず、無意識のうちに便器に紙を流してしまうものです。
まずい!とは思うのですが、トイレの水にひたひたになった紙を素手で取る訳にも行かず...そのまま出てしまったんですね。
しかし運悪くそれが駅員にバレて(しかし今考えるとなぜバレたのか...)、鬼の形相で叱られました(笑)
親以外の人に怒鳴られることなんて滅多にありませんからね。正直めっちゃビビりました。
その後は教育がたまものとなり、無事トイレ優等生になれましたけどね!
(揺れる電車の中でトイレをするのは意外と難しい。)
・お節介焼きな乗客たち
初めてのシベリア鉄道で右も左も分からないタヌ吉。しかし持ち前の人に助けれやすい体質から(その分トラブルにも巻き込まれやすいのが難点)、たくさんのロシア人に助けてもらいました。
例えば寝ている間に勝手にベッドメイキングをしてもらったり...(私は強盗かと思って飛び起きる羽目となりましたが)
はたまた半年あっても飲みきれない量のティーパックをどっさりくれたり...(あのおばあちゃんは自分が持って帰るのが面倒だっただけの気もしますが)
ときにはおばさんたちの井戸端会議に招待していただいたり...(会話の3%くらいしか理解できない上に、めちゃくちゃ仲良さげだったおばさま同士は赤の他人だったという驚愕の事実)
確実に親切ではあるけれど、どこか少しずれている。
そんなロシア人たちと一緒に旅ができて、まぁ結果的にはとても楽しかったです!
・暑い
シベリア鉄道〜準備編〜にも書きましたが、一週間のうち3日間はほんっとうに暑かったです!2月の!冬景色の!!ロシアなのに!!!
要は暖房を効かせすぎなんですね。パンツ一丁で寝てるおっさんもいました。
まさか真冬のロシアで熱帯夜に苦しむことになるとは...半端じゃない暑がりな私には地獄の日々でした...
・でも停車駅は極寒
当たり前です、そもそも名前がシベリア鉄道なんですから。室内が異常なんです。
その中でも特に一番寒かったのが「ジマ駅」、翻訳すると「冬駅」です。
なんとその気温、マイナス41度...!
みなさん恐らく想像がつかないと思います。当たり前です、体験した私ですら信じられないくらいに寒かったんですから。
しかも事もあろうか私はブーツを履くのがめんどくさくてビーチサンダルで降りたんです。
思わず「ひょほうっ」みたいな、人生で一度も喉から出たことのない声で叫んでしまいました。
本当にバカですよね...駅員さんが笑ったのを見たのは、後にも先にもあの一回きりです。
(ジマ駅。音も消えるくらいに寒くて、まるでこの世の果て。)
あそこには朝早く止まったこともあって、暗くて、寒くて、怖くて...ホームに降りる人もほとんどいなくて、本当に世界に一人ぼっちになった気分になりました。
とぼとぼ電車に戻ってあたたまったあのときほど、光や温もりに感謝したことはありません。
生きることって、心身共にあたたまること。ただそれだけなのかもしれませんね。
・車両替えをするときも極寒
食堂車に行くために車両を替えなくてはいけないことがあります。
しかし上述の通り極寒の気温+まぁまぁなスピードで風を切っていく電車なので、実は車両替えするときが一番寒いんです。
私は一度少し湿った手で車両の鉄扉を開けようとしたら、皮膚が扉にくっついてしまいました(笑)
タヌ吉細胞は今もあそこに残っているんですかね...誇らしいような、情けないような...
あと、人間は本当に寒いと眉毛・まつ毛・鼻毛が凍る感覚がなぜかわかるんですね。
特に鼻毛は「あ〜今凍ってる〜」ってわかるので、おすすめです(?)
・時差で時間が戻っていく絶望
前回の記事にも何度も書きましたが、シベリア鉄道は本当にやることがありません。
だからこそどれだけ暇を潰せるかが勝負なんです。でも意外と人間って、本当に何もやらなくて良い空間で好きなだけダラダラしろって言われると難しいもの...
結構頑張って動画を見たり本を読んで、やっと夕方になった...と思って携帯を見たら時刻が一時間戻っているときのあの絶望ったらないです。
私が頑張って潰したあの一時間は一体どこに行ったのか...世界って、不思議!
・全ての駅が誰かの故郷
シベリア鉄道って本当におびただしい数の駅に止まって行くんですよね。
しっかりと数えてはいませんが、100駅はゆうに超えていたと思います。
(やばい数の停車駅。一番左の項目の、真ん中の数字が停車時間。グーグルマップと合わせてみると分かりやすいのでオススメ。)
しかしどんな小さな駅にも、どんなに短い間にしか止まらない駅でも、必ず誰かが降りて行きます。
モスクワという街に向かって故郷からからどんどんと遠退いて行く私には、どこか安心した顔で降りて行く乗客たちが本当に羨ましかったです。
なーんにもない冬景色が続くシベリア鉄道の車窓。
何ら変わらない景色なのに、みんな自分の故郷が近づくと待ち遠しそうに外を眺めていました。
自分の故郷なら、どんなに他と似た景色でもやっぱりわかるんですね。
世界のどんなところにでも、そこに家がある限り、そこは誰かが帰る場所なんです。
そんな当たり前なことに改めて気がつかされた旅でした。
(モスクワに着く朝の景色。ロシアに私の故郷はないけれど、太陽はみんなのものだ。)
以上がシベリア鉄道〜乗車編〜でした!
いかがでしたでしょうか?
私自身このシベリア鉄道の旅は正直もう二度やりたくないですが、それでもやっぱり一度はやらないと後悔する旅であったと思います。
何もない異空間だからこそ、当たり前のありがたさに改めて気がつかされました。
現にモスクワで駅に降り立ったとき、自分の足で大地を踏みしめて歩ける素晴らしさに涙をが出ましたよ。
私のこのブログがシベリア鉄道を乗りたいと思っている方に100%役に立つかはわかり兼ねますが、少しでも貢献できていたら幸いです。
百聞は一見にしかず。興味を持った方は是非自分で見てみてくださいね!
До свидания (ダスビダーニャ=さようなら!)
シベリア鉄道には何を持っていけばいいの?シベリア鉄道〜準備編〜
Здравствуйте (ズドゥラーストビーチェ=こんにちは)!どうもタヌ吉です。
私、都内某私立大学からモスクワ市内の大学であるMGIMOへ一年間の交換留学に来ている、日本産タヌキです。
本日はシベリア鉄道〜準備編〜についてご紹介します!
シベリア鉄道〜適正編〜や〜購入編〜を見て乗ってみたいと思ってくださった方は、ぜひこの記事を参考に旅を快適なものにしてくださいね。
1)乗車前に購入した方が良いもの
実際に私が持っていって役立ったものは...
・ビーチサンダルorスニーカー
乗る時期は様々だと思いますが、冬に乗車する場合は寒いのでみなさんブーツを履いて行くと思います。
しかし列車内の移動やフラッとホームへ降りるためだけにいちいちブーツを脱ぎ履きするのは面倒くさいですよね。サッと履けるものを一足持っておくと便利ですよ!
・流さないシャンプー/汗拭きシート
(私が実際に持っていたもの。スプレー状になっていて、頭皮がスッキリしました。)
列車にもよりますが恐らくほとんどの鉄道にはシャワーがついていません。
しかしいくら動かないとはいっても一週間体を洗わないのは気になりますよね...
そういったときに水なしで体を綺麗にできるものがあると、気分もリフレッシュできるのでオススメです!
・トイレットペーパー
一応駅員が補充してくれるのですが、それでも切れていることがあります。
トイレは案外混み合うので、後ろに人がつまってるのに紙がない...!そんな状況、焦りますよね笑
1ロールでいいのでスーツケースに入れていただいて、乗車中は毎回ペーパーを携帯してトイレに行くと安心ですよ!
・歯ブラシ/歯磨き粉
アニメティなど存在しないので、使い勝手の良いものをご持参ください。
・カップ麺/お湯を入れれば作れる食料や飲み物
ホームに降りればカップ麺やパンなど食料を購入できますが、慣れ親しんだ日本の味を持って行けばホッとすると思います。
何かとストレスも多いので、精神面の最後の切り札としても役立ちますよ!
(上の取っ手を回すとお湯が出ます。めちゃくちゃ熱いので電車の揺れにはご注意を。)
・薬
酔いやすい人は酔い止めを、お腹を壊しやすい人は胃薬などを持参した方が良いと思います。駅には長くても1時間ほどしか止まらないため、万が一のときに備えてください。
・小さいバッグ
身の危険を感じたことはありませんでしたが、常に携帯できるバッグにパスポート・財布・チケット・携帯を入れておくと安心して旅を楽しめると思います!
(私は上の網棚の部分に常に小さいバッグを置いてました。)
・Tシャツ/スウェット
ほぼ一週間ずーっと室内にいるわけです。誰もおしゃれなんかしていません。楽な格好をオススメします!
あと意外なことにもシベリア鉄道って冬でもめちゃくちゃ暑かったりするんです。
室内の暖房が暑すぎて熱帯夜かと錯覚した晩もありました...何枚かTシャツの替えを入れておくといいでしょうね。
・本/動画を入れたスマート本やタブレット
シベリア鉄道は本当にやることがありません。暇すぎて宇宙の真理にもう少しでたどり着けそうなくらいでした(残念ながら時間はありましたが知性が足りなかったようです)。
いつもは忙しくて読み残した本や見逃した動画が溜まっているそこのあなた!
自分が必要だと予想する3倍は持参した方がいいですよ。なーんの罪悪感も感じることなく、好きなだけ趣味に没頭できます!
・保湿できるもの
鉄道内はとにかく乾燥しています。保湿を怠った私は鉄道下車から3週間経った今でも唇がガサガサです。
リップスティックやボディクリームなど肌を守れるものを持って行ってください!
・アイマスクや耳栓
夜20:00~23:00(駅員の気まぐれ)に消灯しますが、人によっては電気を付けっ放しにしたりスマートフォンを使用します。些細な光でも気になってしまう方はアイマスクを持って行ってください。
またロシア人はお喋り好きです。消灯したのに修学旅行の夜かと思うくらいに盛り上がることもしばしば。
耳栓をつけたりイヤフォンで好きな音楽を聴くなどした方が安眠できそうです。
・ポケットwi-fi/SIMカード
列車内にはWiFiは一切ありません。正直ポケットwi-fiやSIMカードを持って行ったところで駅と駅の間を走っている際には圏外になってしまうのですが、それでも持参した方が懸命でしょう。
Googleマップを使って自分が今どこを走っているのか確かめるのも楽しいですよ!
2)準備はしたものの、必要なかったもの
・携帯バッテリー
各ベッドの近くに充電スペースがあります。
(左:上の段の充電スペース。USB接続できるものがあればオーケー。
右:ロシアで使われているCタイププラグが変換器として必要。)
・細かい現金
ロシアでは大きい金額で払おうとすると「お釣りはない」ってふてぶてしく言われるのですが、意外にもシベリア鉄道ではカードを使うことができました!
ちなみにカードで払いたい場合は「カルタ」と一言言えばわかってくれます。
ただしホームの売店では現金でしか支払えないところもあるので、現金を持つに越したことはないのですが、万が一現地でATMを見つけられなくて下ろせなくても大丈夫ですよ!
私のこのブログがシベリア鉄道を乗りたいと思っている方に100%役に立つかはわかり兼ねますが、少しでも貢献できていたら幸いです。
もしここまで読んでもっともっとシベリア鉄道に興味を持った方がいましたら、ぜひ次の『シベリア鉄道〜乗車編〜』でお会いしましょう!
До свидания (ダスビダーニャ=さようなら!)
シベリア鉄道のチケットってどうやって買えばいいの?買い方は簡単って本当?シベリア鉄道 〜購入編〜
Здравствуйте (ズドゥラーストビーチェ=こんにちは)!どうもタヌ吉です。
私、都内某私立大学からモスクワ市内の大学であるMGIMOへ一年間の交換留学に来ている、日本産タヌキです。
本日はシベリア鉄道〜購入編〜についてご紹介します!
チケットは旅行会社を通してツアーで購入する方法もあると思いますが、どうせなら最初から最後まで自分の力で旅を楽しみたい方もいると思います。
また、実はチケット購入方法はすごく簡単なんですよね。今日はその8ステップを説明していこうと思います!
ステップ1
まずは↑のサイトにアクセスしてください。
英語表記でRZD、ロシア語表記でрждと表されるロシアの鉄道会社です。
(このロゴがトレードマークです)
ステップ2
出発地・到着地・希望する日程を入力します。今回は例で出発地:VLADIVOSTOK(ウラジオストク)、到着地:MOSKVA(モスクワ)、出発の日程を2019年2月22日にしております。ちなみに片道切符です。流石に往復で買う猛者はいないと信じて...
言語設定(ロシア語か英語)は右上の国旗のマークを押せば切り替えられますよ!
希望する日時・場所を入力したら、右下のBuy ticketを押しましょう。
ステップ3
以上のように2019年2月18日の19:10モスクワ出発、2019年2月24日の14:13にモスク到着のチケットが表示されました。
所要時間は6日2時間3分ですね(信じられないくらい長い)。
右に表示されている1-clというのは一等車のこと。順次二等車、三等車です。
ちなみに私のオススメは断然二等車!
二等車には一つのワゴンに二段ベッドが2つ、計4つのベッドが入っています。
三等車だとワゴンになっておらず解放されているため、全くパーソナルスペースがありません。一番安いため人の入れ替わりも激しいですし、約一週間そこで暮らすのは厳しいでしょう(あくまで私の意見ですが...)。
一方で一等車だと個室化されているため、「ロシア人と列車に乗る」といった旅の醍醐味は感じにくいでしょうね。
↓二等車の簡素な図。
(汚い字ですみません)
仮に二等車を選んだとしたら、丸印のついた「Car No8」をクリック!
青字で書かれた番号が空いている席です。奥側が上の座席、手前が下の座席となっております。
ここでの私のオススメは上です!下だと人の行き来が激しいため、上の方がプライバシーを保てると思います。
もちろんテーブルは下にあるため、下は下でより食事をしやすいといったメリットもあるため、お好みの方で!
ステップ4
席を選ぼうとするとこのようにLog in画面が出るので、アカウントを持っていない方はRegistrationから登録してください。
ステップ5
個人情報を入れていきます。
名前を入れる欄はロシア語で入力しないとエラーになることもあるため、その場合はお使いの端末にロシア語キーボードを入れてください。
またMiddle Nameがない方は-(ハイフン)を入力してくださいね。
それ以外の項目も上のように選択していきましょう(余談ですが実は国籍を選ぶ欄に北朝鮮の選択肢があるんですよね...!もしかしたら電車の中で出会うかも!?)。
個人情報入力の欄の下にE-mailか電話番号を入れる欄があるので、いずれかを入力してください。
下にスクロールすると出てくるチェック項目は基本的に入れなくても大丈夫です。
席の最終確認です。Upper/Lowerの選択もここでできます。
下にスクロールしていくと規則に同意する項目があるので、チェックを入れてください。
ステップ6
ご飯、機内販売、ペット同伴の項目があるので必要なさそうであれば何もチェックを入れなくて大丈夫です。
ご飯や機内販売はここで選択をしなくても自分で買えます。
ちなみにペット同伴者は結構いて、犬や猫と暫く寝食を共にしたこともありました笑
アレルギーの方には申し訳ありませんが、ペット同伴者と別室にするという項目はないので、そこは神のみぞ知るということで(一応しっかりしつけされたペットばかりでした)...
ステップ7
個人情報を確認する画面があるので、ご自身で確かめてください。
間違いがなければ、左下のカードのマークがある項目をクリック。
するとカード情報を入力する画面が出てくるので、それぞれ入力してください。
ステップ8
最後にこのようにチケット購入終了画面が出てきます。
左下のSave ticketのPDFの欄をクリックすると、
このようにチケットが出てきます。
これを当日までに必ずコピーしてください。この紙媒体のチケットとパスポートを提示しないと、列車には乗れません。
以上がシベリア鉄道購入の8ステップでした!
おそらくみなさんが想像していたよりも難しくなかったと思います。
また、万が一予約をキャンセルしたくなった場合は、Cancel electoric registrationの欄をクリックすればキャンセルできますよ!
如何でしたか?これならツアーに申し込まなくても、充分自分で購入できると思います!
もちろん何か質問などあれば遠慮せずコメントに書き込んでくださいね!時間があるときに御回答致します。
私のこのブログがシベリア鉄道を乗りたいと思っている方に100%役に立つかはわかり兼ねますが、少しでも貢献できていたら幸いです。
もしここまで読んでもっともっとシベリア鉄道に興味を持った方がいましたら、ぜひ次の『シベリア鉄道〜準備編』でお会いしましょう!
До свидания (ダスビダーニャ=さようなら!)
世界一長いシベリア鉄道、どんな人だったら楽しめるの?シベリア鉄道〜適正編〜
Здравствуйте (ズドゥラーストビーチェ=こんにちは)!どうもタヌ吉です。
私、都内某私立大学からモスクワ市内の大学であるMGIMOへ一年間の交換留学に来ている、日本産タヌキです。
本日はシベリア鉄道〜適正編〜についてご紹介しようと思います!
シベリア鉄道…ロシアに全く関心がない方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
日本に最も近い都市であるロシア東に位置するウラジオストクから、首都モスクワまでの9289kmを約7日間かけて駆け抜ける、そんなロマン溢れる旅路なのです。
(右:ウラジオストク。左:モスクワ
世界で最も広いロシアの土地を、ほとんどすべて走り抜ける旅。シベリア鉄道に最初から最後まで乗り切ったものは地球を制覇したといっても過言ではない。)
人によっては至福、人によってはただの苦痛。
しかしなんと私タヌ吉、そんな旅に今回とうとう挑戦しちゃいました!
ただ…結論から言いますといやぁ、ロシアオタクとまではいきませんが比較的ロシア愛好家な私でも、中々にきつい旅でしたね…
一週間、一人で、しかも周りも全員ロシア人… 食べ物を買うにも、何を質問するにも、誰に話しかけられるのも全部ロシア語ロシア語ロシア語!!!
ある晩にはロシア語で怒られる夢まで見てうなされてしまいました笑
ロシアの広大な土地を一つの鉄道で駆け抜ける、一見そんな夢に溢れる旅ではありますが、残念ながら人によっては期待外れの本当に地獄の時間にしかならないと思います。
例えば…
・ロシアに全く興味がない
言わずもがなです。なぜならあの空間はどこもかしこもぜーんぶロシアだから。接客のクオリティも、窓に映る景色も、乗客たちも… そんなロシアのある意味人情のようなものを楽しめない人には辛いでしょう。
・美味しい食べ物を旅に求める
基本的に列車の食堂かホームにある売店で飲食を済ませます。味も決して良いとは言えません。
(鉄道の食堂。愛想が良いとは言えない店員たちを相手に食糧を確保する。)
・ベッドの上でじっとしていることが嫌い
平均で1時間に一回ほど駅に止まりはしますが、外を歩けるほどの長時間停車する駅は1日に3〜4駅ほど。寝ることよりも体を動かすことが好きな人には向かないでしょう。
・睡眠が浅く、神経質な人
実は私がこれに当たりました。シベリア鉄道はウラジオストクからモスクワまで走ってはいますが、そんな距離を移動するのは物好きな外国人ばかり(例えるなら北海道から沖縄まで一輪車で10往復する。現地ロシア人たちにとって私たちのロマンは、それほど意味のわからないものなのです。)。
現地人は半日、長くてもせいぜい1日程度しか乗りません。当然人の入れ替わりも激しいですし、夜中に乗って朝に降りる人もいます。
枕が変わるとぐっすり寝られず、不眠のせいで体調を崩してしまう人には厳しいでしょう。
…さて、ここまでネガティブなことばかりを書きましたが、もちろんマイナスとプラスは表裏一体。
もしもあなたがこんな人であれば絶対に楽しめます!
・ロシアが好き・もっと知りたい!
ロシア人は鉄道の旅に慣れている方が多いため、みなさん自分のスペースを快適に使っていました。お気に入りの本を読んだり、紅茶を飲んだり。列車でたった一人の外国人であった私にクッキーをくれたり… その渡し方がまたぶっきらぼうでロシア人が愛らしくなりました笑
街中ですれ違うだけでは中々知ることができないロシア人の日常に、少しでも触れることができた貴重な機会でした。
・ぼーっとするのが好きな人
いくらゆったりするのが好きな人であっても、家でだらだらしているとなんだか罪悪感に襲われませんか?
しかしここはシベリア鉄道。寝るか食べるか以外ほとんどすることがありません!
忙しくて中々読めなかった本や映画に没頭するのもよし。変わらない雪景色を音楽を聴きながら眺めるのも良し。ただひたすらに寝るのも良し。
日本の雑踏から離れた非日常で、心ゆくまでやすみたい人にはうってつけです!
・人と話すのが好きな人
ロシア人はどちらかといえばシャイであまり積極的に話しかけてこない人が多い気がします。一見ブスッとしていて怒っているのかと怖いときすらありますしね…
しかしこちらから話しかければ案外笑顔で色々と話してくれるものです。
すでに書いたとおり入れ替わりが激しいため、様々な場所に住んでいるたくさんのロシア人と話すことができます!
モスクワやサンクトペテルブルクなど有名都市に行っただけでは決して会えなかったロシア人たちと、一期一会の時間を楽しめますよ。
(同じワゴンだったおばさんにもらった紅茶。砂糖を遠慮して少ししか入れなかったら、爆笑して大量に入れてくれた。)
…さて、ここまで悪いことも良いことも書いてきましたが、きっとどんな旅でも楽しさと同じくらい辛いことがあるものだと思います。
列車の中で一人、日本からどんどんと遠ざかっていって…家族や友人が本当に恋しくなりました。
美味しいご飯が食べられず、いびきのうるさい乗客がいて全く寝られず…帰りたい、と切実に思いました。
しかしそれでもモスクワに着いて駅へ降りたとき、今までに感じたことのない達成感を味わえたことも事実です。
ただ列車に乗っていただけだと思う方もいるかもしれませんが、今回の旅は私にとって忘れることのできないものでした。
シベリア鉄道は決して全員にオススメできる旅ではありませんが、もしもやらないで後悔する人がいるとしたら、それはあまりにも勿体無いです。
私のこのブログが100%役に立つかどうかはわかりかねますが、もしも一歩踏み出すことを迷っている方の背中を押すことができれば幸いです。
もしもここまで読んで少しでも「私もシベリア鉄道に乗ってみたいな」と思う方がいれば、ぜひ次の『シベリア鉄道〜購入編〜』でお会いしましょう!
До свидания (ダスビダーニャ=さようなら!)
ロシアのタクシーってどんな感じ?旅行出発前に絶対に入れたほうがいいアプリがあるって本当?
Здравствуйте (ズドゥラーストビーチェ=こんにちは)!どうもタヌ吉です。
私、都内某私立大学からモスクワ市内の大学であるMGIMOへ一年間の交換留学に来ている、日本産タヌキです。
本日はロシアにおける大切な交通機関の一つである、タクシーについて書いていこうと思います!
日本では初乗りでも400円台は硬いタクシー。学生が日常的に乗るには中々手が出しにくいお値段ですよね。
しかしロシアでは学生であってもタクシーで学校に登校したり、下校したりする人をよく見かけます。
私もちょくちょく利用するのですが、1000円以上(約500ルーブル ※ルーブル:ロシアの通貨)かかることはないかなぁというのが印象です。
地下鉄を利用するよりもタクシーを利用した方が短い時間で到着できることもしばしばありますし、旅行で来た際には是非利用してみてくださいね!
・・・とは言っても外国のタクシー、なんだか怖いですよね?
ぼられたり、危険な場所に連れて行かれたりそんな話をよく聞きますし、特に女性一人だと中々利用しにくいと思います。
そこで今回紹介したいのがこの”Yandex Taxi”=яндекс такси!
日本語だとヤンデックスタクシーと呼びます。
これは本当に便利なアプリで、行き先を指定すればタクシーが現在地に迎えに来てくれるアプリなんです。
しかも値段も先に表示されるので、観光客だからと必要以上に高い値段を取られることもなく、大変おすすめです。
それではアプリのインストールの仕方から実際に利用するまで見てみましょう!
Step 1
ご自身のスマートフォンからApple Store等で”Yandex Taxi” と入力してみてください。
上のようなアイコンのアプリが出てくるはずなので、まずはこれをインストール。
Step2
虫眼鏡のマークをタップして、行先を英語でもロシア語でも良いので入力してみてください。
(すみません、私のはフランス人の友達にいたずらされたせいでフランス語設定になっています... まぁ、わかりますよね!)
例えばロシアで最も有名な観光名所である「赤の広場」、”Red Square”を入力してみます。
するとこのように該当する行き先が表示されます。
Step3
このように1)現在地に来るまでにかかる時間、2)目的地までの値段、3)目的地にたどり着くまでかかる時間などが表示されます。
(Ecoは安い値段ではありますが、スタンダードな車でなのでよほど車に拘りがない限り大丈夫だと思います!)
最後に一番下の黄色い箇所をタップすると…
Step4
(この雑に消した赤線の部分が車のナンバーです)
このように1)車の色2)車種3)ナンバー(個人情報なのでここでは伏せてあります)を知ることができます!
あとは該当する車を待つだけ。ちなみにこのアプリの地図には自分を迎えに来ている車のアイコンが動いているのを目追えますので、今タクシーがどこにいるかもわかりますよ!
※カードで支払いたい方は予めこのアプリとカードの引き落としを連携させる必要があります。車内では現金でしか支払えません。連携の仕方は後日追記いたします。
如何でしょうか。とても簡単でしょう?
正直高い上に自分で目的地までの説明をしなくてはいけない日本のタクシーよりもハードルが低いと思います。
実は街中を歩いていると、私のような外国人丸出しの見た目をしたアジア人はよく「タクシー?」とニヤニヤしたおじさんに聞かれることがあるんです。
でもこういったタクシーは絶対に乗ってはいけません!
実際に最初に約束したよりもずっと高い値段を請求されて、泣きを見た人も知っています。
特に気をつけてほしいのが空港です。
空港の前には沢山タクシー運転手がたむろっているのですが、大体Yandex Taxiよりも高い値段を最終的に要求されます。
少しだけ面倒にも思えるYandex Taxiですが、ロシア語を全く話せない人でも手軽に利用できるアプリですので、是非利用してみてください!
日本で予めインストールしていくと便利だと思いますよ!
・・・しかしロシアのタクシードライバーは運転が荒く、また時間帯によっては凄まじく混雑していることもあるので、乗り物酔いしやすい方にはあまりオススメできないかも笑
まあそこらへんはご愛嬌ということで…
До свидания (ダスビダーニャ=さようなら!)