ロシアの冬ってどれくらい寒いの?日照時間が短いと辛いって本当?
Здравствуйте (ズドゥラーストビーチェ=こんにちは)!どうもタヌ吉です。
私、都内某私立大学からモスクワ市内の大学であるMGIMOへ一年間の交換留学に来ている、日本産タヌキです。
本日はみなさん気になってるであろう、ロシアの天気について書いていこうと思います!
11月もそろそろ終わりが近づき、日本は秋から冬へと季節が変わりつつある時期でしょうか。
そんな情緒溢れる季節の変わり目も、ロシアにいる私にとっては無縁の話...
正直ロシアって秋あったっけ?覚えてない。そんなレベルです。
今年は初雪が10月の終わりに降りました。もう一度言います、10月です。
日本の皆さんがハロウィンだのなんなので薄っぺらいコスプレを着ている間、私たちは凍えていました。
(10月29日に撮影した初雪。初雪とは思えないレベルで積もっている。はじめはテンションが上がっていたが、正直2ヶ月経った今は見飽きた景色だ。)
実はロシアって夏は普通に暑いんです。私が住んでいる寮は暖房はありますが、冷房はありません。日本の猛暑とまではいきませんが、日中は30度近くまで上がる日々をなんとか生き延びたと思いきや....今度は雪ですよ!
正直寒暖差がジェットコースターすぎて一度風邪をひいたくらいです。
ちなみに本日の天気はというと...最高気温が-2度...
これは東京なら憂鬱になるくらの寒い日ですよね?でもロシアではもちろんこんなのまだまだ序の口らしいです。
(東京の街でマフラーを巻く皆さん。是非現状とこの気温と比較して見てくださいね。)
私自身、思わず寒いなぁと呟きながら歩いていたら、ロシア人の友人に鼻で笑われました。
彼によるとこれからぐんぐん寒くなるそうです。か弱いアジア人は人生で未体験の寒さを経験する日が怖くて、ぶるぶる震えています。
さらに友人から聞いた話ですが、なんとロシアでは-30度以下の日は学校が休校になるそうです。
休校になる喜びよりも、気温がマイナス30度まで下がる驚きが優ってしまいますよね。
さて、このように泣く子も黙るロシアの冬将軍ですが、実は寒さよりももっと怖いものがロシアには存在しているんです。
それは...日照時間!!
ロシアは夏は白夜で陽気な明かりが街を包みますが、冬はその逆。ずっと真っ暗です。
朝の8時に目覚めても、真夜中と錯覚するくらいに暗くてなんだか気分もどんよりしてしまいます。
(朝8時頃の自室。朝方かと勘違いして二度寝しがち。)
折角明るくなっても、15時ごろにはもう日は沈んでしまいます。
こっちに来て太陽がいかに大切な存在かということが見にしみてわかりました。
日光を浴びないとビタミンが足りなくなるらしいので、毎日オレンジを食べ続けるタヌ吉です。
そりゃ貧しかった時代にこんな天気が続けば、人々がお酒に走ってしまう気持ちもわかりますね...
ちなみに去年のモスクワの合計日照時間はなんと数分程度だったそうです。
月の合計時間ではありませんよ?冬全体の日照時間を指しています。
そんなロシアの冬に負けないよう、何か気分をリフレッシュできるものを模索する日々です。
これからどんどんと寒くなるロシアの冬...
しかし来てしまったものはしょうがない。どんと構えて、これからもモスクワの冬を実況していこうと思います!
До свидания (ダスビダーニャ=さようなら!)