ロシアの治安って実際のところどうなの?実は安全って本当?
Здравствуйте (ズドゥラーストビーチェ=こんにちは)!どうもタヌ吉です。
私、都内某私立大学からモスクワ市内の大学であるMGIMOへ一年間の交換留学に来ている、日本産タヌキです。
本日はおそらく多くの人が気になっているであろう、ロシアの治安について書いて行きたいと思います!
ご存知の通り日本は世界的に見ても安全な国ですよね。もちろん残念ながら毎日どこかで犯罪が起こっているのも事実ですが、やはり他国と比べれば治安の良い国ではあると思います。
・・・ではロシアは一体どうなんでしょうか?
これはあくまで私の予想ですが、ロシアへ訪れたことのない方々の殆どがこの国を「治安は悪そう」と考えていると思います。やはりいくらか強硬に見える外交などの報道からも、“恐ロシア”といった印象は拭えないのではないでしょうか。
しかし実際のところ、ロシアはとても安全な国です!
ロシアは私が今まで訪れたことのある国に比べても、治安の良い国トップ3に入ると思います。
果たしてなぜそのように思うのか?私のいくつかの経験談に沿って説明していきたいと思います!
1.地下鉄で寝ている乗客がいる
(車内の写真は撮れなかったので、外からのメトロの写真)
海外旅行に行く際は「電車では寝ない方が良い」と忠告されることが多いと思います。日本と同じ感覚で無防備にしていると、寝ている間に何かを盗まれたりすることもあると聞きますよね。
しかしここロシアでは、皆さん普通に寝てらっしゃいます。
老若男女問わずぐっすりと幸せそうに寝ています。
降りる駅でハッと目を覚まして慌てて駆け降りて行く方を見かけることもしばしば…
それどころかとある土曜の朝に電車に乗った際、恐らく朝帰りだと思われる青年がなぜか腕時計を地面にほっぽり出してご就寝していたのですが、横に座ったおばさんがそっと彼の腕に時計をつけ直してあげていました。
もちろんこれはあまりにも無防備すぎますが、観光でロシアに訪れた際も地下鉄での盗難についてはそこまでの気を張らなくていいと思います。
ロシアの地下鉄は日本の路線よりもわかりやすく、値段も安いので是非使ってみてくださいね!
2.金属探知機が異常に多い
(左:地下鉄の改札をくぐる前に通る金属探知機。どこの駅にもある。
右:地元のショッピングモールにある金属探知機。隣には常に強そうなお兄さん・おじさんのガードマンがが立っている)
ゲート式の金属探知機を通る時って少し緊張してしまいますよね。別にやましいことは何もないのですが、なんとなく疑われている気分になってしまうといいますか…
日本では空港などでしか見かけないこの探知機、実はロシアでは至る所に設置されています。
高級デパートやイベント会場のゲートはもちろん、日常生活でも使うショッピングモールや地下鉄の改札まで本当に(正直いらないんじゃないかってくらい)どこにでも置いてあります。
さらにはガードマンもいて探知機が反応すればバッグの中身を見せなくてはいけないですし、全身ボディチェックをされている人もいました。
以前の記事で書いた、ロシア人の疑り深い性格が治安面ではプラスに現れているのかもしれませんね。
少し不便ではありますが、このように街の至る所で安全に力を入れているからこそ、この治安を維持できているのでしょう!。
3.親切な人が多い
もちろんこれは私に限った経験かもしれませんが、ロシアに来てからは日本にいた頃よりも人に助けられる機会が増えた気がします。
例えば初めて来た街で歩いていたとき、知らない若者に声をかけられて初めは警戒していたのですが、よくよく話を聞いていると拙い英語で「そっちの道は危ないよ」と教えてくれていたという経験があります。
さらに街中でいきなり女の人に話しかけられたと思いきや「リュックサックのチャックが開いているよ。閉めたほうがいいよ。」と親切に教えていただいたこともありました。
・・・私、タヌ吉がいかにおとぼけている奴かわかったと思いますが、まぁつまり伝えたかったこととしては、私のような警戒心0の外国人が今まで困った経験をしたこともないのは、このように優しいロシア人の方々がいたからこそだということです。
一概には言えないですが、ロシア人の方々は損得勘定ではなく親切心から行動を起こす方が多いと思います。
全員を初めから信じ切るのは勿論危険ですが、過敏なほど周囲に注意を払わずとも楽しんで観光することができる国だと思いますよ!
以上、タヌ吉が考えるロシアが治安の良い国であると考える3つの理由でした。
如何でしたでしょうか?
勿論タクシーでぼったくられたという話や、夜道で人に追いかけられたという話も聞いたことはないわけではありません。
しかしそれは日本でも同じこと。異国に訪れているという最低限の緊張感を忘れずに観光すれば、楽しい思い出だけを持って帰ることができるはずです!
もちろんこれは私の目から見たロシアですので、全てを鵜呑みにせず、興味を持った方は是非自分でロシアに訪れてみてくださいね!
До свидания (ダスビダーニャ=さようなら!)